NPO法人・夢のデザイン塾

これまでの活動実績です

第13期(平成27年度)事業報告

(平成27年4月1日~28年3月31日)

1.概説

平成27年度は、毎年取り組んでいる事業の他に、長野労働局及び一般財団法人浅間エクステンションリサーチセンター(以降、AREC)の「大型事業」に取り組み、会員の皆様のおかげさまで、無事終了することができた。その他、新規案件は1件。(高等教育コンソーシアム信州より、広報ツール受注)。会員は1名の新規参加をいただいた。 事業収入全体では、22,341,541円で、予算比102,4%となった。

2、事業実施報告

(1)長野労働局再就職支援講座受託事業

長野労働局「就職支援セミナー」は、今期長野県下13HWにおいて一括入札となったが、受託することができた。 13HW、毎月3回計468回という「膨大」な講座運営であった。講師活動に参画いただいた会員は、6名。「事故」もなく、無事終了することができた。 「これだけの運営は、夢のデザイン塾のパワーですね」と、労働局担当者から評価をいただけた。
●13HW、全468回開催、受講生 延べ 4688名。

長野 須坂 篠ノ井 飯山 上田 佐久 小諸 松本 大町 木曽 諏訪 伊那 飯田
737 337 328 236 301 341 156 630 221 199 409 424 369

(2)AREC「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」の受託

本年度は、一般財団法人浅間エクステンションリサーチセンター(以降、AREC)より、「地域中小企業・小規模事業者人材確保推進支援事業」の再委託をうけた。 本事業は、経済産業省主管の「地方創生」の関連予算で、全国47都道府県で地域の中小・零細企業の人材不足を支援するための助成事業である。 長野県では、先のARECが総合的に受託し、夢のデザイン塾では、「シニア・女性等」を中心とした就業支援のための「就職相談室」の運営を再委託された。
会場は、長野県下7会場、毎月3回で8か月、計168回を実施した。
会場別受講者数

長野 上田 佐久 松本 諏訪 伊那 飯田 総計 うち就労者
44 36 33 48 29 15 13 218名 51名

(3)民間企業向けメンタルヘルス事業

本年度も昨年度同様に2社のメンタルヘルス支援事業を契約することができた。昨年度12月に「改正労働安全衛生法」が施行され、「社員のメンタルヘルスチェック」への取り組みが積極化されており、契約先2社への支援もさらに重要性が増している。 A社の取り組み
 相談室実施 「定期相談室」22回 「いつでも相談室」29回
 相談者人数 「定期相談室」49名 「いつでも相談室」29名
会場別人数

定期相談会 長野 松本 首都圏  
43 5 1  
いつでも相談会 長野 松本 首都圏 中京圏
5 0 22 2

B社の取り組み
 相談室実施 「定期相談室」 12回「いつでも相談室」5回
 相談者人数 「定期相談室」 30名「いつでも相談室」5名

(4)県内中小企業向け コンサルテーション・研修

    

① B社「第2期仕事の見える化セミナー」
昨年度に引き続き、上記(3)メンタルヘルス事業を受託しているB社より、「第2期仕事の見える化セミナー」の運営実施を受託した。  1期では、工場長、製造課長、営業部長の3人のキーマンの仕事の見える化に取り組み、 2期では、対象をひろげ、開発、総務等を含む計7名のキーマンの仕事の見える化に取り組んだ。書くことの得意な女性社員を推進サポーターとして委嘱して、各チームの話し合いのファシリテータ-として育成し、女性の戦力化にもつなげた。 一年を通して、部署間、世代間の垣根を越えて、お互いの仕事に敬意と理解を深まり、立派な業務マニュアル(タスクノート)ができあがった。1月の完成披露会では、オーナー社長から「うちの会社に革命が起きた!」と感激のコメントが寄せられた。  実施プログラムは以下のとおりである。

時期 セミナー名 内容
2015年 5月20日 TN推進サポーター講座1 記述ルールの作成
6月24日 仕事の見える化セミナー1 (全員参加) 記述ルールの発表 1期の作品の活用方法を 提供者中心に考える 2期のテーマを考える
7月22日 TN推進サポーター講座2 1期の作品の完成のために 2期のテーマの作成のために必要なこと
9月9日 仕事の見える化セミナー2 (全員参加) 中間輪読会
10月21日 TN推進サポーター講座3 進捗状況の確認 記述の工夫 推進上の問題解決
2016年 1月20日 仕事の見える化セミナー3 (全員参加) 完成作品の発表 鑑賞
2月10日 TN推進サポーター講座4   今後の進め方 メンテナンスのルール作り
3月9日 仕事の見える化セミナー4 (全員参加) ルールの発表 活用コンセプト考える
4月20日 TN推進サポーター講座5 総括

② C社「新入社員研修」
4月の新入社員受け入れ研修として、D社より初めて受託。3日間にわたり7名の新入 社員に対して、「EQ」をベースにしたコミュニケーションスキルアップ研修を行った。講師2名を派遣した。
1日目 「職場のコミュニケーション」
2日目 「働く目的を考えよう!」
3日目「働く基礎能力とは何か?」
③ 長野県中小企業団体中央会「新人研修」
「地域中小企業・小規模事業者人材確保等支援事業」の事業として、県下中小企業の新人社員向け研修を、昨年に続き受託した。派遣講師 2名。
 長野会場 第1回 6月10日(水)20社41名参加 
第2回 7月3日(金)20社38名参加
 松本会場 第1回 6月17日(水)9社28名参加 
第2回 7月15日(水) 10社26名参加
なお、同協会からは、同協会主催学生向け就職面接会に同会場で行われた「就職面接会直前セミナー」も受託した。派遣講師1名。
長野会場 12月24日(木) 
松本会場 12月25日(金)

(5)上田職業安定協会「仕事の探し方講座-キャリアの読み替え-」受託事業

本事業は、NPO創設の際にご指導いただいた「ジョブカフェ信州」初代所長の故新津利通氏が、上田ハローワーク所長在任当時に設置に奔走された就業支援講座で、夢のデザイン塾創立と同時にスタートしたもので、まことに「想い」の深い講座となっている。
本年度も、以下の通り実施した。講師1名派遣。  

1 4月22日 上田市勤労者福祉センター 上田市 商工観光部 雇用促進室 主催
2 5月13日 上田市勤労者福祉センター  同上
3 6月16日 東御市勤労者会館 2階 大会議室 東御市産業経済部 商工労政課主催
4 7月14日 上田市勤労者福祉センター 上田市 商工観光部 雇用促進室 主催
5 8月18日 上田市勤労者福祉センター  同上
6 9月15日 上田市勤労者福祉センター  同上
7 10月13日 上田市勤労者福祉センター  同上
8 11月10日 東御市勤労者会館 2階 大会議室 東御市産業経済部 商工労政課主催
9 12月8日 上田市勤労者福祉センター  上田市 商工観光部 雇用促進室 主催
10 1月12日 上田市勤労者福祉センター  同上
11 2月9日 上田市勤労者福祉センター  同上
12 3月8日 上田市勤労者福祉センター  同上

(6) 長野県地元進学応援事業「マナビュー6号」発行

    

地元進学情報誌「マナビュー」第6号を、平成28年3月に発行した。「特別授業完結編」と題して、法政大学キャリアデザイン学部児美川孝一郎先生(夢のデザイン塾顧問)の寄稿をいただき、進路指導教員にも、大変好評をいただいた。 昨年に引き続き長野県教育委員会、長野県高等学校長会、長野県高等学校PTA連合会に加えて、高等教育コンソーシアム信州の後援をいただいた。

協力大学等 記者参加高校
4年制大学 佐久大学看護学部 丸子修学館高校、長野市立長野高校、佐久長聖高校
信州大学人文学部・理学部 松本深志高校
諏訪東京理科大学工学部・経営情報学部 長野商業高校、
松本歯科大学歯学部 松本深志高校
松本大学総合経営学部・人間健康学部 松本深志高校
短期大学 松本大学松商短期大学部 長野商業高校
専門学校 長野美術専門学校 長野市立長野高校
長野平青学園 長野商業高校、長野市立長野高校
未来ビジネスカレッジ 長野市立長野高校

(7) 講師等派遣事業他

本年度は、以下の講師等派遣を行った。

派遣先 日時 内容
学校法人村田学園 長野美術専門学校 平成27年4月~28年3月 学校関係者評価委委員会委員長 1名派遣
長野県穂高商業高等学校 27年7月30日 3年生対象「就職試験面接の傾向と対策」 講師1名派遣
カシヨ株式会社 平成28年1月20日・ 1月27日・2月3日   社員研修3名 講師1名派遣

(8) その他収益事業

① 信州大学教育学部「就職の手引き27年度」原稿制作・印刷
② マルイチ産商「こころの相談室」広報ツール制作・印刷
③ 高等教育コンソーシアム信州「親子で語ろう地元進学」パンフレット制作・印刷

(9) その他公益活動

① 長野県教育委員会「キャリア教育支援センター」に「専門団体」代表として参画。
 同センターは、長野県下の高校生に向けて、「キャリア教育」をさらに積極的に展開することを目的として、県教育委員会により、平成24年に設立されたものである。弊NPOは、設立と同時に参画を要請され、27年度で4年目になった。
第1回総会  平成27年5月18日(月)
第2回総会  平成28年2月12日(金)
第1回 キャリア教育弁論大会 平成28年1月16日(土)
② 法政大学キャリアデザイン学部高野ゼミ取材
平成27年9月11日、法政大学キャリアデザイン学部高野ゼミの取材を受けた。高野先生、ゼミ生4名。夢のデザイン塾の設立から現在の活動内容について、事務局長が対応。
③  法政大学キャリアデザイン学部 連続シンポジウム第16回
「ひとの人生や生活をサポートするしごと」
  平成27年10月23日
  於:法政大学市ヶ谷キャンパス  120名参加
  『ひとを支援すること」を問い続けて』NPO法人夢のデザイン塾理事長 田中直子    

3.広報活動

(1)「活動ニュース」発行

昨年度創刊した会員向け「活動ニュース」は、第3号(8月21日発行)、第4号(平成28年1月7日発行)を発行した。

(2) ホームページリニューアル

ホームページのリニューアルを行い、よりきめ細かな広報活動を行った。